Japan Automobile Research Institute,Registration Body.

設立30周年を迎え、
感謝とともに次の時代へ。

一般財団法人日本自動車研究所 認証センターは、1996年の設立以来、
自動車業界に特化したISO審査・製品認証に取り組み、
クルマ社会の品質・環境・安全の向上を支えてまいりました。
設立30周年を迎えるにあたり、これまで支えてくださった
登録組織の皆様、関係機関の皆様、自動車業界の皆様へ感謝をお伝えするとともに、
これからのモビリティ社会に向けた私たちの歩みと展望をご紹介します。

ご挨拶

次の30年に向けて

日本自動車研究所 認証センター(以下、JARI-RB)は、2026年9月に設立30周年を迎えました。この記念すべき節目を迎えることができましたのは、認証登録企業の皆様、関係行政機関の皆様、認証制度に携わる多くの専門家の皆様、そして日々の業務に真摯に取り組んできた職員一人ひとりの努力の積み重ねによるものです。皆様に心より御礼申し上げます。

JARI-RBが誕生した30年前と現在とでは、自動車技術も社会環境も大きく変わりました。今日、自動車は単なる移動手段でなく、社会や生活を支える重要な基盤になっています。電動化、自動運転、コネクテッド技術などの進展により、新たな可能性が広がる一方で、これまでにない課題への対応も求められています。こうした変化の中で、新しい技術が社会に受け入れられ、利用者の信頼を得るためには、その性能や品質を客観的かつ公正に評価する仕組みが不可欠であり、認証機関の役割はますます重要になっています。

JARI-RBは30年間、この社会的責任を自覚しながら活動を続けてまいりました。私たちが発行するISOマネジメントシステム(ISO 14001/9001/39001/45001)登録証やEV/PHEV普通充電器製品認証の認証書は、単なる文書ではなく、製品や技術への信頼を示す証であり、産業界と社会をつなぐ約束でもあります。

30周年はゴールではなく、次の30年に向けた新たなスタートです。技術革新のスピードがさらに加速し、認証制度に求められる役割や価値も変化していくでしょう。JARI-RBはその変化を前向きに受け止め、時代の要請を的確に捉えながら、新たな価値の創出に貢献する認証サービスの提供に努めてまいります。これは、JARIが掲げる「新たな協調領域への挑戦」の考え方とも軌を一にするものです。

そして何より、公正性、中立性、専門性という基本理念を堅持してまいります。時代が変わっても、信頼を支える機関であるという使命は変わりません。

JARI-RBはこれからも、自動車産業の発展と安全で持続可能な社会の実現に貢献し、皆様とともに新しい未来を築いてまいります。今後とも変わらぬご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

一般財団法人日本自動車研究所
代表理事 理事長 秋和 利祐

30th ANNIVERSARY

30年のあゆみ

1996年の設立以来、JARI-RBはISO審査・製品認証に
関する取り組みを重ねてまいりました。
設立から現在までの主な出来事を、年表でご紹介します。

CHRONOLOGY

設⽴の経緯

1990年代半ば、環境マネジメントシステムへの関心が高まるなか、
通商産業省(現 経済産業省)自動車課のご提案のもと、
自動車業界独自のISO審査機関を設けることとなりました。
日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、日本自動車車体工業会をはじめとする関係団体の
ご支援とご協力をいただきながら、JARI内に審査機関が設立されました。

JARI-RBの活動紹介

ISO審査・製品認証を中心に、自動車業界の品質・環境・安全に向き合う取り組み。

環境活動の国際規格
ISO 14001

環境への影響を管理し、
継続的な改善に取り組むための
国際規格です。

品質活動の国際規格
ISO 9001

製品やサービスの品質を管理し、
継続的な改善を図るための
国際規格です。

労働安全衛生活動の国際規格
ISO 45001

働く人の安全と健康を守り、
職場環境の改善を進めるための
国際規格です。

道路交通安全活動の国際規格
ISO 39001

交通事故による死亡や
重傷を減らすため、道路交通安全を
管理する国際規格です。

EV/PHEV用
AC普通充電器製品認証

AC普通充電器の
安全性・互換性・品質管理を審査し、
適合を示す製品認証です。

最新動向や重要課題を
テーマにセミナーを開催

ISOや環境法令などをテーマに、有料・無料の各種セミナーを開催しています。出張セミナーやオンラインセミナーなど、目的や受講環境に合わせて選ぶことができ、開催内容や日程はWebサイトから確認・お申し込みいただけます。
また、無料のメールマガジンでは、セミナーの開催情報や環境関連法規制などの動向をお届けしています。

今後の展望
Future Outlook

JARI-RBが歩んできた30年は、変化する社会課題に対し、認証と評価を通じてその解決を支援してきた歩みでもあります。

環境問題への対応を支えるISO 14001、品質向上を支えるISO 9001、交通事故の削減を目指すISO 39001、働く人の安全を守るISO 45001など、私たちはさまざまな認証活動を通じて、安全で持続可能な社会づくりに貢献してまいりました。

そして今、新たな社会課題として、情報セキュリティの重要性が急速に高まっています。サイバー攻撃や情報漏えいは一企業だけの問題にとどまらず、サプライチェーン全体の事業活動を停止させかねないリスクをはらんでいます。とりわけ自動車産業では、多数の企業が連携して製品やサービスを提供しており、サプライチェーン全体の安全性の確保が大きなテーマとなっています。

こうした背景を踏まえ、JARI-RBは2027年から「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」の評価機関として活動を開始する予定です。評価を通じて企業のセキュリティ対策の強化に寄与するとともに、自動車産業全体の競争力強化と安定した事業活動を後押しします。

さらに将来的には、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証事業への参入も検討しています。

環境・品質・安全に加え、情報セキュリティという新たな領域においても、第三者機関として企業の持続的な成長を支えていく。それが私たちの目指す姿です。

JARI-RBはこれからも、公正・中立・専門性を基盤に、社会が求める認証・評価サービスを提供してまいります。次の30年も、自動車産業をはじめとする産業界とともに歩み、安全で持続可能な社会の実現に貢献していきます。